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あさっての話

「SHERLOCK忌まわしき花嫁」感想

先日「SHERLOCK 忌まわしき花嫁」を見てきました。
年単位で待ちに待った続編!
せっかくなので感想を書きます。長いです!

※以下、英BBCドラマSHERLOCKのネタバレを含みます。
未見の方はまずツタヤに行く、Huluに加入するなどして
SHERLOCKシーズン1〜3各3話を見たあと、
満を持して今回の映画を見てからようやくお読みください。




今回のSHERLOCK忌まわしき花嫁ですが、イギリスではお正月に特別編としてテレビで放映されたものです。日本ではそれにメイキング映像などを付け加えて映画館で公開されました。
(余談ですがこの特典映像が演出が絶妙にダサくて逆に良かったです。)

スペシャル版制作決定の発表を聞いた時にはそれは喜びましたが、ん?”舞台をヴィクトリア朝時代の19世紀のロンドンに移した特別編”とは一体…?
もともとSHERLOCKは”あのシャーロック・ホームズが現代に生きていたら”という話のはず…。それを原作の時代を舞台にするとは?逆輸入的な?もしかしてファンサービスというか生粋のシャーロキアンであるスタッフの自己満足というか、つまりパラレルもの??要するに本編と関係ない話か〜と、舞台の時代を聞いて若干の失望を感じたわけですが、映画を見てその失望はすっかり覆されました。

あらすじは、ヴィクトリア朝時代の19世紀のロンドンにて、拳銃自殺したはずの妻が夫を射殺する事件が発生。確かに死んだはずの花嫁の亡霊が次々と殺人をはじめる…という幽霊ミステリー。

特典映像でも紹介されているように、奇抜な演出、どこまでも凝った美術、深みのある画づくりは今作も健在。
シャーロックとジョンもいつもの名調子。二人ともクラシックなスーツ似合うわ〜とファン向けならファン向けに楽しむまでだと思っていたのですが、でもどこか…登場人物が奇妙だったり、メタ発言と思わしきものがあったり、ネタが分かるファン向けの演出なのか?といぶかしく思いつつも、深まっていく謎とスピード感のある展開に違和感を忘れてひたすらのめり込んでいるその時に、突如あらわれる「Miss me?」のメッセージ。そう、あの男のメッセージによって、ジェット機で目を覚ますシャーロックと同じように観客も現代に引き戻されます。


現代に引き戻されたシャーロック。ヒゲのないジョン。太っていないマイクロフト。
そしてここはS3ラストのジェット機の中…。

ここでようやく今回の映画の最大の謎が解けます。そう、一体なぜヴィクトリア朝時代が舞台なのか?
まずS2「ライヘンバッハ・ヒーロー」のラストを思い出してみましょう。病院の屋上でのシャーロックと宿敵モリアーティの名シーン。あの場所で、モリアーティは自身の口に拳銃を突っ込んで発砲し絶命します。したはずでした。しかしS3のラストでおなじみのMiss me?の言葉とともに復活(?)します。

プライベートジェットの座席に埋もれて薬を打ったのか…これから打つところだったのか後先は定かではありませんが、シャーロックの脳はモリアーティ復活の報を受けて急速に回転し始めます。バカな、奴は絶対に死んだはずだ。この目で見た。そのために2年も雲隠れした。”銃で自分の後頭部をふっ飛ばしたのに生きているなんてバカな”

薬で前後不覚になったシャーロックは暴走するマインドパレスの中で、モリアーティ復活の謎の鍵を求めて、過去に同じように”銃で自分の後頭部をふっ飛ばしたのに殺人を犯した妻”の未解決事件を辿りはじめる…というわけです。

ある意味、夢オチといえば夢オチな脚本。忌まわしき花嫁事件のトリックも、さほど驚きがあるものではありません。(そもそもシャーロックの妄想です)この映画しか観ていない人にはなんだかラストで急にわけがわからなくなったと思われることでしょう。
しかし、ともかくもこの話は単なるファンサービスのパラレルな特別編ではなく、きちんとS3の内容を受けてS4につなぐ役割を持ったストーリーだったわけです。シーズン1〜3全て見ていると何これめっちゃ面白い〜〜〜!!

忌まわしき花嫁事件がモリアーティの最期から想起された事件であるなら、モリアーティ復活のトリックのヒントもこの中に…?モリアーティは個別の存在ではなく花嫁たちのような複数の思想…??などと妄想は止まりませんが、楽しみにS4を待ちたいと思います。う〜ん、次は何年後なんでしょう!

(画像が小さくなってしまったのでクリックで原寸です↓)
SHERLOCK






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YUKICHI

YUKICHI

DESIGNER

流浪のデザイナー8年生。雑貨とマンガの話題に目を光らせながら、今日も中央線を行ったり来たり。

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