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憧れて、人生。

私の人生、振り返ればいろいろなものに憧れてきました。

ビジュアル系バンド、映画監督、詩人、コピーライターなど、憧れの人、憧れの作品、憧れのシチュエーションに出会うと、すぐにこの、憧れの世界へトリップ。形から入ったり、イメージは完璧に成功していて現実に挫折したりをくりかえし、それでも今日も何かに憧れて生きている35歳です。

そんないま、私が憧れるのは、「父親になること」です。

妻が妊娠し、出産予定日まであと4ヶ月。まだ生まれる前ですが、すでに私の憧れのボルデージが上がりつつあるのです。

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いま、特に妄想を膨らませてしまうのは、出産当日。いかに、人生最良の日を迎えるのか。

では、私の憧れの世界にしばしお付き合いください。

憧れその1:何かの人助けをしてきた後に駆けつける

その日、陣痛の知らせを聞き、病院に駆けつける道中に火事に遭遇。家の中には、少女が取り残されているという。消防車を待っていては間に合わないという状況。その状況を見過ごせない私は、水をかぶって火の中へ。

無事、少女を救出。ボロボロの服装で、病院へ。
しかし、すでに出産は終わっていた。病室へ行くと、ボロボロの身なりの私に驚く妻。
こんな日に立ち会えなくて申し訳ないと、事情を話す私。

妻「まったく。あなたらしいわね。(赤ちゃんに顔を向けて)パパのように強くて優しい人になるのよ〜」

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憧れその2:無骨な男が、初めて揚げた大漁旗

俺は、漁師。漁は、今が最盛期だ。辺りが暗いうちから船を沖に出す。そんな時、灯台のあたりから何やら、点滅する灯りが。

「なんだい、漁はまだこれからだぞ。」

規則正しく点滅するライト。これは、沖にいる仲間からのモールス符号だ。

「ブ・ジ・ウ・マ・レ・タ」

俺は息子の名前を書いた大漁旗をたなびかせ、陸へ向かって大きく舵を切る。

「でかした〜!!! 」

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憧れその3:飲んだくれロックンローラー、父になる。

新宿の場末のバー。深夜0時。

常連:「いいのかよ、こんなところで飲んでて」
私:「うるせーな!関係ないだろ! ママ、これおかわり〜」
ママ:「いい加減にしなよ。あんた、パパになんだろ?いいのかい、奥さんの元にいなくてさ」

俺はいつものカウンター席で飲んだくれていた。今夜は飲みたくて飲んでいるわけじゃない。飲まなきゃ、現実を受け入れられない夜なんだ。音楽で成功してやると、大きな夢ばかり追いかけてきた俺。しかし、気づけば俺の隣には一人の女がいた。

あの日、「子供ができた」と言ったあいつに、笑顔を見せて喜んであげられなかった。まだ何も成し遂げていない、何者でもない俺が人の親になるだと!そんな自分への不甲斐なさでいっぱいになり、出産予定日にもかからず、このザマだ。

ママ:「もう、店じまいだよ!」
私:「飲ませろよ!」
常連:「どうしようもねぇやつだな」
私:「何者でもねぇ俺なんか、親になる資格はねぇ!迷惑かけるだけだ。」
ママ:「あんたの夢の代わりはいくらでもいる!でもね、生まれてくる子どもの親はあんたしかいないんだよ! 」

俺は店を飛び出した。初めて病院に来たため、どこに行ったらいいか分からない。

その時、遠くの方から産声が。
俺は、産声に向かって歩き出した。分娩室の扉が開き、あいつが出てきた。

嫁:「来てくれたんだ。ありがとう」
私:「ごめんな、俺、俺・・・。お前とこいつのために俺、まじめに働くよ」
嫁:「この子も、あなたの夢も一緒に育てていこう。家族なんだから」

—それから2年後。武道館

では、最後に、あの新しい命に出会った夜にできた、1曲を聴いてください。

「baby don’t cry 〜夢の産声〜」

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attachment-1-5それでも、憧れはつづく。

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Y-SUKE

Y-SUKE

これまで自衛隊雑誌、グルメ系雑誌などの編集を経験。趣味は、神社仏閣巡り。ウォーリーに似ているが、探されることは少ない。

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